ヒアルロン酸注射は、鼻筋や涙袋、ほうれい線、フェイスラインなど、気になる部位にヒアルロン酸製剤を注入し、輪郭やボリュームを整える施術です。
Clinic I AMでは、骨格や皮膚の厚みなど一人ひとりの特徴に配慮しながら、顔全体のバランスを踏まえ、自然な印象を目指す注入プランをご提案します。
ヒアルロン酸注射のメカニズム
ヒアルロン酸は体内に存在する成分であり、水分を保持しながら皮膚の内側でボリュームを支える働きがあります。
ヒアルロン酸注射では、気になる凹みやラインに少量ずつ注入し、内側から持ち上げるようにして形を整えていきます。
多くの製剤で架橋技術により安定性が高められており、種類によって柔らかさや形状の保ちやすさ、持続期間が異なるのが特徴です。
輪郭形成を目的とする部位と、自然なやわらかさが求められる部位で、適した製剤を選択して施術を行います。
ヒアルロン酸の注入部位
額/こめかみ/上まぶた/目の下/涙袋/鼻/頬/ほうれい線/唇/顎/フェイスライン/デコルテなど
ヒアルロン酸注射がおすすめな方
✔ ほうれい線や口元の凹みが気になる方
✔ 涙袋や唇に立体感を加えたい方
✔ 額やこめかみの丸みを整えたい方
✔ 鼻筋や顎のラインを補いたい方
✔ 顔全体の印象をやわらげたい方
ヒアルロン酸注射で期待できる変化
やりすぎないナチュラルな涙袋
下まぶたに少量ずつヒアルロン酸を注入することで、涙袋にふっくらした印象を加えやすくなります。
注入の仕方によって見え方が変わるため、厚みを出しすぎないデザインを心がけています。
女性らしくやわらかい印象の丸い額
額の凹凸にヒアルロン酸を注入することで、横顔や正面から見た輪郭をなめらかに整えていきます。
骨格やご希望に応じて注入量を調整し、前に出すぎないやわらかな印象の丸みを目指します。
顔立ちに自然になじむ鼻ライン
鼻筋に沿ったヒアルロン酸注入は、低さや凹凸が気になる部分にボリュームを補い、立体感のある形へ整えることが期待できます。
顔全体のバランスを考慮しながら、鼻筋のラインを整え、すっきりとした印象へと導きます。
立体感と品のある口元
唇へのヒアルロン酸注入は、縦ジワを目立ちにくくしながら自然なボリューム感を補うことができます。
上唇・下唇の比率に配慮しながら注入し、立体感を保ちつつも重たく見えにくい、バランスの取れた口元へ整えていきます。
バランスに配慮したシャープな顎ライン
顎先やフェイスラインにヒアルロン酸を注入すると、骨格の凹凸を補いながら奥行きのある輪郭に近づけやすくなります。
横顔から見た角度にも配慮して注入量を調整し、輪郭全体に上品なシャープさを添えていきます。
ヒアルロン酸注射のメリット
比較的短いダウンタイムで施術を検討しやすい
注射のみで完結する施術のため、切開を伴う施術に比べて腫れや内出血が出ても、比較的短期間で落ち着きやすい傾向があります。
注入箇所はメイクでカバーできる場合が多く、施術翌日から普段どおりの生活を送れる方もいます。
施術当日から変化を実感することがある
ヒアルロン酸を注入した直後からボリュームが加わるため、腫れが引く前でも変化を実感する方がいます(個人差あり)。
ボトックス注射のように作用が現れるまで数日待つ必要はなく、施術直後から鏡で変化を確認できる場合があります。
涙袋や唇などの繊細なパーツにも対応しやすい
ヒアルロン酸を注入する位置・深さ・量を細かく調整できるため、涙袋や鼻筋、唇など繊細なパーツにもアプローチできます。
左右差やご希望の変化に合わせて、少量ずつ追加しながら仕上げていくことができます。
ヒアルロン酸注射のデメリット
一時的な腫れや内出血が出る場合がある
注入部位に軽い腫れや内出血が生じることがあります。
症状の多くは数日から1週間程度で落ち着いていく傾向にありますが、体質によって差が出ることもあります。
効果は永続せず経過とともに減っていく
ヒアルロン酸は、体内で徐々に吸収される性質を持つ成分のため、時間の経過とともに量が減り、元の状態に近づいていきます。
持続期間は数か月〜2年程度が目安とされていますが、注入部位や個人差によって幅があります。
注入量が多いと不自然になりやすい
一度に多くの量を注入すると、部位によっては膨らみや左右差が目立つことがあります。
そのため、骨格や表情筋とのバランスを踏まえて注入量を調整し、顔立ち全体になじむ仕上がりを目指していきます。
当院で取り扱うヒアルロン酸製剤
Juvederm(ジュビダーム)
アメリカのAllergan(アラガン)社が開発したヒアルロン酸製剤シリーズです。
独自の架橋技術「VYCROSS」により、分子量の異なるヒアルロン酸を組み合わせ、なめらかな質感と持続性を両立させています。
Juvedermシリーズ
| 取り扱い製剤名 | 特徴 |
|---|---|
| SKINVIVE | 頬の皮膚状態の改善を目的とした製剤。皮内へ微量ずつ注入し、肌のなめらかさや保水性の改善を目指して使用。 |
| VOLBELLA | やわらかく馴染みやすい製剤。唇や涙袋など皮膚の薄い部位への注入に使用。 |
| VOLIFT | なめらかな質感の製剤。ほうれい線やゴルゴラインなど浅めの溝への注入に使用。 |
| VOLUMA | 硬さのある製剤。頬やこめかみ、額など深い部位のボリューム形成に使用。 |
| VOLUX | シリーズ内でも弾性が高く、形状を支えやすい製剤。顎やフェイスラインなど、輪郭を支えたい部位への注入に使用。 |
NEAUVIA(ニュービア)
スイスのMATEX LAB(マテックス・ラボ)社が開発したヒアルロン酸製剤です。
一般的なBDDE架橋に代わり、PEG(ポリエチレングリコール)による架橋技術を採用し、なじみの良さと形状維持力を両立させています。
NEAUVIAシリーズ
| 取り扱い製剤名 | 特徴 |
|---|---|
| INTENSE | ヒアルロン酸濃度28mg/mLの製剤。硬さと形状維持力が高く、鼻や顎の輪郭形成に使用。 |
| LV | ヒアルロン酸濃度26mg/mLの製剤。ボリュームアップに適し、額やこめかみへの注入に使用。 |
| RHEOLOGY | ヒアルロン酸濃22mg/mLの製剤。程よいやわらかさで、目の下のくぼみなど繊細な部位に使用。 |
| FLUX | シリーズの中で最も柔らかい製剤。小ジワや涙袋など動きの多い部位への注入に使用。 |
Restylane(レスチレン)
スウェーデンのGalderma(ガルデルマ)社が展開するヒアルロン酸製剤シリーズです。
「NASHA」と「OBT」という2つのゲル技術を使い分け、部位に応じた硬さと粒子構造を実現しています。
Restylaneシリーズ
| 取り扱い製剤名 | 特徴 |
|---|---|
| Restylane Lyft | NASHA技術による硬めの製剤。頬のボリューム補正や中等度から重度の顔面のシワ・溝などへの注入に使用。 |
Neuramis(ニューラミス)
韓国のメディトックス(Medytox)社が開発したヒアルロン酸製剤です。
架橋ヒアルロン酸を主成分とし、リドカインを配合することで注入時の痛みに配慮した設計になっています。
Neuramisシリーズ
| 取り扱い製剤名 | 特徴 |
|---|---|
| Neuramis Light Lidocaine | やわらかく低粘度の製剤。目元の小ジワや涙袋への注入に使用。 |
| Neuramis Lidocaine | 標準的な粘度の製剤。顔面のシワや溝、ボリューム不足が気になる部位への注入に使用。 |
| Neuramis Deep Lidocaine | 造形力の高い製剤。ほうれい線など、比較的深いシワや溝への注入に使用。 |
| Neuramis Volume Lidocaine | 硬さのある製剤。鼻や顎など局所的なボリュームアップへの注入に使用。 |
CaHA(カルシウムハイドロキシアパタイト)
架橋ヒアルロン酸とカルシウムハイドロキシアパタイト(CaHA)の微粒子を組み合わせたハイブリッド製剤です。
「HArmonyCa」はアラガン社が手掛ける製品で、ヒアルロン酸によるボリューム補正と、CaHAによるコラーゲン産生への作用を目的として使用されます。
Ca HAシリーズ
| 取り扱い製剤名 | 特徴 |
|---|---|
| HArmonyCa | ヒアルロン酸とCaHAを配合したハイブリッド製剤。頬やフェイスラインなどのボリューム補正や輪郭形成を目的として使用。 |
NEAUVIAシリーズ、NeuramisシリーズおよびHArmonyCaは、日本国内では未承認の医療機器です。
医師の判断のもと、所定の手続きにより輸入した製品を使用しています。
ヒアルロン酸注射の流れ
01|カウンセリング・診察
カウンセリングでは、気になる部位の状態や皮膚の厚み、骨格のバランスを確認しながら、使用する製剤の種類や注入量を相談して施術計画を決定します。
持病やアレルギーの有無、現在服用中のお薬についてもあわせて確認し、施術の可否を判断します。
仕上がりのイメージに不安な点があれば、この段階で具体的にお伝えください。
02|デザイン確認・メイクオフ
注入予定の部位を正確に確認するため、該当箇所のメイクを落としていただいたうえで、皮膚の状態をあらためて確認します。
左右差や凹みの位置を踏まえながら注入するポイントにマーキングを行い、消毒を済ませます。
このタイミングで、当日の注入プランに変更がないかを最終確認します。
03|注入施術
マーキングした位置に沿って、細い注射針でヒアルロン酸を少量ずつ注入していきます。
部位や範囲によって差はありますが、施術そのものにかかる時間は10〜15分程度が目安です。
表面麻酔やブロック麻酔を併用できる場合もあるため、痛みが気になる方は事前にご相談ください。
04|アフターケア
施術後は注入部位の腫れや内出血の有無を確認し、必要に応じて冷却を行います。
当日は注入箇所を強く揉んだり圧迫したりしないようご案内し、飲酒や長時間の入浴、激しい運動を控えていただくようお伝えします。
05|経過の確認と再施術のタイミング
効果の感じ方や持続期間には個人差がありますが、注入後2週間〜1か月ほど経過した時点で、仕上がりの状態を確認いただくことをおすすめしています。
腫れやむくみが残っている段階では仕上がりを正確に判断しにくいため、症状が落ち着いてから追加注入の必要性を確認します。
ヒアルロン酸注射のダウンタイム
| 経過期間 | 状態 |
|---|---|
| 施術直後 | 針痕、赤み、ふくらみが見られることがあります |
| 当日〜数日 | 腫れや内出血、違和感が出る場合があります |
| 2〜3日後 | 腫れが少しずつ落ち着き、なじみ始めることがあります |
| 1週間前後 | 内出血や赤みが目立ちにくくなることが多いです |
| 1〜2週間後 | 仕上がりの印象が落ち着いてきます |
| 数か月〜2年程度 | 製剤や部位に応じて、徐々に変化が薄れていきます |
※症状の程度や経過には個人差があります。
副作用・リスク
| 分類 | 内容 |
|---|---|
| 比較的多い | 腫れ、赤み、内出血、圧痛、違和感 |
| まれ | 感染、硬結・しこり、結節、左右差、皮膚の変色、血管閉塞、皮膚壊死、アレルギー反応 |
| 注意が必要な方 | 妊娠中・授乳中の方、自己免疫疾患のある方、過去に注入剤でトラブルがあった方、抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方、注入部位に炎症や感染がある方 |
※特に鼻や眉間などの部位では、血流障害のリスクに配慮した診療が必要です。
※症状が強い、または長引く場合は、早めに医師へ相談してください。
未承認医療機器について
当院で使用するNEAUVIAシリーズ、NeuramisシリーズおよびHArmonyCaは、医薬品医療機器等法上、日本国内では承認されていない医療機器です。
これらの製剤は医師の判断のもと、製造元/国内代理店名/輸入代行会社名など、実際の入手経路を通じて輸入しています。
国内には、ヒアルロン酸を主成分とする承認医療機器が存在しますが、当院で使用する製剤と同一の成分、配合、物性または性能を有するものではありません。
各製剤の諸外国における承認状況および安全性に関する情報は、以下のとおりです。
- NEAUVIAシリーズ:承認国・認証状況・重大なリスク
- Neuramisシリーズ:承認国・認証状況・重大なリスク
- HArmonyCa:承認国・認証状況・重大なリスク
国内未承認の医療機器を使用した施術で健康被害が生じた場合、「医薬品副作用被害救済制度」の救済対象とならない可能性があります。
ヒアルロン酸注射でよくあるご質問
- 施術時に痛みはありますか?
- 針を刺す際にチクッとした痛みを感じることがありますが、麻酔によって軽減できます。
笑気麻酔や表面麻酔を利用できる場合があるため、痛みに不安がある方は事前にご相談ください。 - 効果を実感するまでどのくらい時間がかかりますか?
- ヒアルロン酸は注入した直後からボリュームが加わるため、比較的早い段階で変化を感じやすい施術です。
腫れが引くまでの数日間は本来の仕上がりと印象が異なる場合があるため、最終的な状態は2週間ほど経過してから確認することをおすすめします。 - ヒアルロン酸注射後に歯医者に行っても大丈夫ですか?
- 口周りへ注入した場合は、歯科治療による圧迫や感染リスクを考慮し、施術前後の受診時期を担当医と歯科医に確認してください。
特にほうれい線や唇へ注入した場合、治療中に口周りが圧迫される可能性があるため、事前に歯科医へ施術を受けた旨を伝えておくと対応してもらいやすくなります。 - ヒアルロン酸注射後に美顔器は使えますか?
- 注入部位への美顔器の使用は、施術後しばらく控えていただく必要があります。
高周波・超音波・EMSなどを用いる美顔器は、注入部位や機器の種類によって再開時期が異なるため、使用前に担当医へ確認してください。 - 仕上がりが気に入らなかった場合、やり直しはできますか?
- ヒアルロン酸製剤であれば、ヒアルロニダーゼの注入で分解を図れることがあります。
ただし、製剤によって分解のされ方に差があるため、まずは仕上がりについて担当医に相談することをおすすめします。