針で突いたような深いアイスピック型、垂直に凹んだボックスカー型など、従来の治療では改善が難しいニキビ跡にお悩みですか?

TCAクロスは、高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)をピンポイント塗布して、皮膚の創傷治癒力を引き出す施術です。

ダーマペンやフラクショナルレーザーでは対応できなかった深い凹みに対して、改善が期待できます。

Clinic I AMでは、患者様の肌状態と凹みのタイプを丁寧に診察した上で、適切な濃度と方法でTCAクロスを施術いたします。

TCAクロスとは

TCAクロスは、高濃度トリクロロ酢酸(TCA)を患部にピンポイント塗布し、皮膚の再生力を利用してニキビ跡を改善する施術です。

特に針で穴が開いたようなアイスピック型クレーターに効果を発揮します。

TCAクロスの効果の仕組み

一般的なピーリングに使用される濃度は10〜15%ですが、TCAクロスでは50〜100%の非常に高濃度な薬剤を塗布し、皮膚の奥深い層までアプローチします。

意図的に皮膚にダメージを与え、その修復過程でコラーゲンやエラスチンの新たな産生が促されることで凹み部分が少しずつ持ち上がり、ニキビ跡が目立ちにくくなる効果が期待できます。

TCAクロスが効果的なニキビ跡・クレーターの種類

ニキビ跡は形状によって「アイスピック型」「ボックスカー型」「ローリング型」の3つのタイプに分類されます。

TCAクロスはそのうち、「アイスピック型」と「ボックスカー型」に特に効果を発揮する治療です。

アイスピック型

アイスピック型は、皮膚表面の開口部は点状で小さいものの、くぼみが奥深くまで達しているタイプです。

真皮深層や皮下組織まで深くV字型に凹んでいるため、ニキビ跡の中でも改善が難しいとされてきました。

TCAクロスが特に得意とするのがアイスピック型の治療で、高濃度の薬剤で深部までアプローチすることで、改善を促します。

ボックスカー型

ボックスカー型は、角ばった垂直な凹みが特徴で、底面が平坦な形状をしています。

ボックスカー型に対しては、凹みの深さを浅くするとともに、エッジ(縁)を丸くして目立ちにくくする効果が期待できます。

TCAクロスと他のニキビ跡治療の違い

ニキビ跡治療には複数の選択肢があります。

自身の肌状態とニキビ跡のタイプに応じた治療法を選ぶことで、より効果的な施術ができます。

項目TCAクロスサブシジョントライフィルプロ
作用方法化学的剥離癒着剥離癒着剥離+薬剤注入
適したニキビ跡アイスピック型・ボックスカー型ローリング型、凹みの深いニキビ跡ローリング型、(アルファペンはアイスピック型、ボックスカー型にも対応)
ダウンタイム1週間程度1〜2週間程度数日〜1週間程度
痛み少ない(ヒリヒリ感)やや痛みあり(施術中は麻酔で軽減可能)チクチクした軽い痛み(施術中は麻酔で軽減可能)

サブシジョン

サブシジョンは、医師が専用の医療用針を使い、皮下の癒着を物理的に切り離すことで、皮膚の凹凸や傷跡の凹みなどの改善を目指す治療です。

ローリング型(幅広くなだらかに波打つようにへこんだ状態のニキビ跡)に特に有効で、1回の施術でも変化を実感しやすい傾向にあります。

深いアイスピック型にはTCAクロス、広範囲で緩やかな凹みにはサブシジョンと、ニキビ跡のタイプによって使い分けを検討します。

サブシジョンの特徴を詳しく見る

トライフィルプロ

トライフィルプロは、CO2ガスによる機械式サブシジョンと薬剤注入を組み合わせた新しい治療法で、ニキビ跡改善に加えて肌質改善効果も期待できます。

トライフィルプロはローリング型ニキビ跡に効果的で、アルファペン(専用ハンドピース)を使用すればアイスピック型、ボックスカー型にも対応可能です。

CO2ガスの圧力によるマイルドな切離を行うため内出血や色素沈着が起こりにくく、ダウンタイムが取れない方にも選ばれています。

トライフィルプロの特徴を詳しく見る

TCAクロスはこんな人におすすめ

✔ アイスピック型やボックスカー型の深いニキビ跡がある方
✔ ダーマペンやフラクショナルレーザー、ポテンツァでは十分な改善が得られなかった方
✔ 他のクリニックでサブシジョンを受けたが再癒着してしまった方
✔ 鼻や頬など目立つ部位の凹みを集中的に治したい方
✔ 深く細いピンポイントのクレーターを改善したい方
✔ 複数の治療を組み合わせて総合的に改善を目指す方

TCAクロスのメリット・デメリット

メリット

  • アイスピック型に特に効果的
  • 周囲の正常皮膚へのダメージを抑えられる
  • ピンポイント治療が可能
  • 他治療で改善しにくいクレーターにも対応
  • サブシジョンやレーザーとの併用でより効果的な治療が可能

デメリット

  • 複数回の施術が必要になることが多い
  • 色素沈着のリスクがある
  • 赤みやかさぶたが生じる
  • 医師の知識や判断によって効果が左右される
  • ローリング型には単独で十分な効果が得られないことがある

TCAクロスの施術の流れ

1:診察・カウンセリング

医師が皮膚状態を詳細に確認し、アイスピック型やボックスカー型、またはローリング型など、複数のタイプが混在している場合もあり、症状に合わせたご提案を行います。

ご希望やご予算に合わせて本当に必要な治療だけをご提案しており、過度な営業は一切いたしませんのでご安心ください。

カウンセリングではTCAクロスの効果、ダウンタイム、アフターケアについてもご説明し、ご不安やご質問があれば、納得いくまでお答えします。

2:洗顔・クレンジング

施術前に、クレンジングと洗顔でメイクと皮脂を十分に落とします。

3:施術

医師が高濃度トリクロロ酢酸を患部にピンポイント塗布します。

麻酔なしで治療でき、施術時間は10〜20分程度です。

難しい手技を必要とする施術ではありませんが、高濃度の薬剤を使う繊細な治療で、正しい診断と判断、管理が仕上がりに影響します。

ヒリヒリとした刺激を覚える場合がありますが、通常は数時間で落ち着きます。

4:アフターケア・ご帰宅

施術後は、帰宅後の過ごし方、スキンケア方法、注意点などアフターケアの詳細な指導を受けてからご帰宅いただきます。

当日は直射日光を避け、紫外線対策を万全にしてください。日傘やサングラスの使用をおすすめします。

ご不明な点やご心配な点がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

TCAクロスのダウンタイム・経過

TCAクロスのダウンタイムは、1週間程度が目安です。

仕事や学校の都合など、事前にスケジュールを立てたうえで検討しましょう。

時期主な症状
施術直後~3日目ヒリヒリ感(2~3時間)、フロスティング(白い反応)、赤み
4~7日かさぶた形成、赤み1~2日で一旦落ち着く、かさぶたは1週間程度で剥落
1~2週間かさぶた剥落後に赤みが再び現れる、炎症反応は正常な経過
2~4週間赤みが徐々に落ち着く、肌色が元の状態へ戻り始める、ニキビ跡の変化が感じられ始める
1~3か月ニキビ跡の改善を実感しやすい時期、凹みが浅くなる、クレーターが目立たなくなる

TCAクロスの注意点

施術後に日焼けすると色素沈着しやすくなり、シミのような跡がしばらく残る可能性があります。

日傘、サングラス、日焼け止めを組み合わせた徹底的な紫外線対策を行ってください。

また、かさぶたを無理に剥がすと傷跡の原因になるため、自然に取れるまで待ちましょう。

施術後1〜2週間は、酸性成分や刺激の強い化粧品の使用を控えてください。肌が敏感な状態であるため、低刺激のスキンケア製品をおすすめします。

激しい運動や長時間の入浴、サウナは避けて、肌への負担を抑えましょう。

TCAクロスの副作用・リスク

  • 赤み
  • 一時的な腫れや痛み
  • 一時的な肌の白色変化(フロスティング)
  • かさぶた
  • 色素沈着
  • 赤みの残存
  • 瘢痕(まれ)
  • クレーターの悪化・拡大 など

TCAクロスの基本情報

施術時間10~20分程度(診察時間を除く)
施術回数・頻度1か月ごとに3~5回程度
ダウンタイム1週間程度
シャワー当日から可能
洗顔翌日から可能
入浴翌日から可能
メイク翌日から可能

よくある質問

痛みはありますか?
施術中にチクチク、ヒリヒリとした刺激を感じることがありますが、強い痛みではなく、麻酔なしで治療可能です。
針を使用しないため出血の心配もほぼありません。
痛みの感じ方には個人差があるため、ご不安な場合は事前にご相談ください。
どんなニキビ跡に効果がありますか?
特に針で突いたような深いアイスピック型、垂直に凹んだボックスカー型のニキビ跡に高い効果が期待できます。
ローリング型にはサブシジョンやトライフィルプロの方が適していることもあり、複数のタイプが混在している場合は、医師と相談の上、適した治療を検討します。
施術時間はどのくらいですか?
TCAクロスの施術そのものは10分〜20分程度で完了します。
ただし、カウンセリングや診察、洗顔、アフターケア指導などの時間が必要ですので、時間に余裕を持っておくことをおすすめします。
何回受ける必要がありますか?
症状の深さや広さにより異なりますが、基本的には3〜5回の施術が推奨されます。
1か月の間隔を空けて施術を行い、段階的にニキビ跡を改善していきます。
1回でも効果はありますか?
1回でも効果を実感される方はいますが、基本的には複数回の施術が必要です。
回数を重ねることで、凹みが少しずつなだらかに浅くなり、目立ちにくくなる効果が期待できます。
TCAクロスはセルフでできますか?
インターネット上では、通販や個人輸入で薬剤を入手し、セルフTCAクロスを行う方法が紹介されていることがありますが、危険なため自分で行うことは避けてください。
濃度や塗布時間を誤ってクレーターが悪化したり、瘢痕ができたりなど深刻なトラブルが報告されています。
感染症や色素沈着のリスクも高まるため、必ず信頼できるクリニックで医師に施術してもらいましょう。
男性も受けられますか?
TCAクロスは男女問わず受けられる治療です。
ニキビ跡の悩みは男性にも多く、TCAクロスは性別を問わず効果を発揮します。
施術を受けられない人はいますか?
妊娠中・授乳中の方、施術部位に強い炎症や感染症がある方、ケロイド体質の方などは施術をお受けいただけない場合があります。
安全性を考慮し、診察時に医師が適応を判断します。